2020-08-22 07:00 am by 須坂新聞
須坂市ソフトボール協会(大井教雄会長)は10日、常盤中学校グラウンドの排水対策工事をボランティアで行った。降雨後になかなか水が引かず使用できない日が多くあることから、毎年ナイターリーグ大会(今年は新型コロナウイルスの影響で中止)でグラウンドを使用している同協会が市に提案。市が用意した資材を使い、重機や手作業で同協会員と市職員が共同で汗を流した。
常盤中と須坂小のグラウンドは学校教育のほか、市民のスポーツ利用が多い。照明を完備していることから夜間の使用率も高いが、特に常盤中側は降雨後に水たまりが所々に見られ、使用できない日があることが課題になっていた。排水対策については同協会が以前から市に要望をしてきたが、経費等の問題でかなわなかった。
この日は同協会の役員ら約20人と、市文化スポーツ課の職員5人が参加。グラウンド東側の階段手前からホームベース付近までの約30mを掘り、地中の水を排出する「有孔(ゆうこう)管」を深さ30〜40cmに設置。砕石や掘った土できれいに埋め戻した。余った土は石を取り除き、グラウンドの低く水がたまりやすい部分にまいて平らにするなど、気温30度を超える炎天下の中、約5時間の作業に汗を流した。
同課は「予算が限られているので、施設の整備のために声を掛けていただき、ありがたかった」と感謝。大井会長は「2日間の作業を予定していたが、皆さんの協力で1日で終わってよかった。来季に向けて、実際に雨が降ったときの様子を見ながら検証していきたい」と話していた。
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