2020-08-29 07:00 am by 須坂新聞
新型コロナウイルスの影響で不自由な生活を送る人々や花火業者、医療従事者らを応援する「エール花火」が22日夜、全国各地で一斉に打ち上げられた。須高地区でも高山村に工場がある須坂市の篠原煙火店(篠原茂男社長)が村内から25発を打ち上げ、夜空に大輪を咲かせた。
秋田県大仙市のNPO法人大曲花火倶楽部などでつくる「日本の花火を愛する会」の「日本の花火『エール』プロジェクト」。日本三大花火大会の一つに数えられる“大曲の花火(全国花火競技大会)”にゆかりのある全国の花火業者が協力した。
長野県内11社を含む29都県の81社が賛同。資金はクラウドファンディングで771人から1,613万円を集め、全国64カ所で個性豊かな花火が夜空を彩った。
篠原煙火店は、社長と従業員の3人が午後8時から約3分半、村役場近くの「和美(なごみ)の桜」北側の畑から打ち上げた。丸く開く日本の伝統的な「菊型花火」を中心に3号玉(9cm)15発、4号玉よりやや大きいオリジナル玉(14cm)10発で構成。高々と舞い上がる花火にエールを込めた。
新型コロナ対策で密を防ぐため、事前に打ち上げ場所などの詳細は公表できなかったが、従業員の井浦淳之介さん(35、須坂市高橋町)は取材に、「花火を見て少しでも元気になってもらえたならうれしい。(コロナ禍で)告知できなかったのは残念だが、仕事がない中で花火を打ち上げる機会をいただけたことには感謝しかない。早く以前のように花火大会が開催できるようになってほしい」と話していた。
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