2020-09-05 07:00 am by 須坂新聞
県は、須坂市と小布施町の境を流れる松川下流部で、昨年10月の台風19号豪雨により堆積した土砂の除去作業を行っている。これまでに下流部から約1.1km区間で河道確保の工事を実施。流木や雑木は除去したが、土砂の除去はほとんどできていない状況という。小布施町が開催中の町政懇談会で住民に説明している。
県や町によると、今年度事業の予算の範囲内で、河道の両側に堆積した土砂を順次除去していくという。県須坂建設事務所は「たまった土砂を随時、撤去していく。河道も広げたい。完了の時期は未定」としている。
町は「松川上流部の河床工事も含め、土砂災害の防止に向けた流域整備を(河川管理者の)県に要望。須坂建設事務所と連携して取り組む」としている。
松川は台風19号豪雨で、千曲川と合流する下流部で水があふれ、堤防が一部崩れた。下流域の河川には大量の土砂や石がたまり、河床が上がっている状態。ことしの台風シーズンに入り、豪雨災害が心配されている。
町は、県が昨年度末に公表した松川浸水想定区域を反映した千曲川・松川水害ハザードマップを作り、10月中に全戸配布する予定。
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