2020-11-21 07:00 am by 須坂新聞
一般財団法人仁礼会(須坂市仁礼町、若林武雄理事長)は今年11月から、峰の原高原スキー場エリア(51万5,500平方メートル)の運営をアウトドア事業(リワイルド)を展開する信光オールウェイズ(東京都中央区、山口政雄社長)に業務委託している。冬(来年3月末まで)の基本契約を8月29日に結んだ。契約期間は10年間。以後更新は1年ごと。スキー場やレストランを運営する。索道(リフト)事業は仁礼会が主体で運営は同社。
施設名は「リワイルド ニンジャ スノー ハイランド」。ゲレンデオープンは12月5日。アクティビティ(リゾート地の遊びや娯楽)とショースタートは12月19日。
同社によると、スキー場イコール滑る、ではなく「ニンジャでアソブ!雪山エンターテイメント」の施設。日本初のアクティビティ(横に飛ぶバンジーや安全装置を着けて飛ぶスキージャンプなど)で「来場者のワオをたくさん作り出せると確信している」。
また、夜は直径16mの超巨大かまくらに光と音が降り注ぐ演出や人工のオーロラをゲレンデ内に出現させるショーなど計画中だ。
さらにニンジャマスクを来場者に進呈。ハチガネ(忍者がつけている鉄の鉢巻き)を場内パスポートとする。「全員がニンジャの世界観を創り上げたい」。
リワイルドブランド(東京や千葉でグランピングやキャンプ場などを展開中)を推進する同社アウトドア事業代表で「リワイルド ニンジャ スノー ハイランド」代表の山口雄輝(ゆうき)取締役は「コロナの重い空気を一蹴して低迷するスキー業界を今まで例のない雪山エンターテイメントで明るくしたい。日本初のコンテンツ(内容、中身)を用意した。地元と二人三脚で進め、ワクワクドキドキを届けたい」と16日の取材に語った。
雪の作り方や集客、従業員雇用などを支援する仁礼会は「冬の観光施設として雪の多寡にかかわらずアクティビティが可能なスキー場を期待している。スキー場がよくなることで知名度が上がり、春から秋の活用につながる」と期待している。
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