須坂新聞社主催の須高書道大会〜第一次審査で推薦41点が決定

2020-12-05 07:00 am by 須坂新聞

お知らせ icon 須坂新聞社は11月30日、「第53回須高書道大会」の第一次審査を本社で行った。1968(昭和43)年の創刊以来毎年開催している文化事業で、今回は369点(前回より30点減少)の応募があり、審査の結果、230点を入選以上として、このうちの41点を大会賞や主催・後援の各団体賞が贈られる推薦に選び、最終審査に送った。

 作品は幼稚園・保育園〜一般の12部門で募集。須高地区内外、遠くは東京などからも応募があった。
 内訳は▽幼稚園・保育園=5点▽小1=6点▽小2=29点▽小3=38点▽小4=39点▽小5=38点▽小6=43点▽中1=27点▽中2=18点▽中3=21点▽高校=20点▽一般=85点。前回に比べて中1・中3・高校で増加、他は減少した。
 審査は教員OBの書家3人に委嘱。書体に誤りがないかなど、辞典と照らし合わせながら慎重に審査、各部門で6割強を入選以上の優秀作品として絞り込んでいった。
 審査後、先生方からは「年々子どもの数が減少し、今年は新型コロナウイルスの影響で書道教室が例年のように行われていない中でも、多くの皆さんに応募していただいたことは大変ありがたいこと。今回は特に中学・高校に優れた作品が多かった。多くの作品から皆さんが一生懸命に書いている姿勢が感じられた」などの感想が寄せられた。
 また▽用紙の中にほどよくおさめ、全体感を大切にする▽はねてはいけない箇所なのにはねていたり、一般部門で楷書と行書または楷書と草書が混在していた作品が見受けられた。正しい字を書いてほしい▽名前も作品の一部。普段から意識して取り組んでほしい▽文字がぶつかったり、離れすぎないように注意する―などのアドバイスがあった。
 そして、「書道は書けば書くほど上達します。継続は力なりと言います。これからも書道を続けていってください」と呼び掛けた。
 なお、推薦の41点は審査長の市澤静山信州大学名誉教授(所沢市在住、日展会員)が最終審査を行い、本紙2021年元旦号で各賞の作品と特選・金賞・銀賞・入選者を全員掲載、作品も順次紹介していく。入選以上の作品展は1月4日〜31日に須坂市生涯学習センターで開く。

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