2021-01-30 07:00 am by 須坂新聞
森上小学校は21日、生活・総合的な学習の時間の活動の成果を披露する「あおぎり発表会」を開いた。どの学年も、地域学習から世界へつながる探究的な活動が見えた。コロナ禍のため、学年ごとに時間を分散した。
5、6年生は同時限に開催した。「SDGs(エスディージーズ/持続可能な開発目標)」の視点を取り入れながら、ふるさとに目を向けた学習、行動など内容は多彩。児童らは時間内に全ての発表を見て回り、熱心にメモをとっていた。
5年智組(27人)の教室では、米作り、ポップコーン用トウモロコシ作り、大根作り、蚕(カイコ)の飼育、環境問題、イベント活動をテーマにした6つのグループがタブレットを活用し、ブース形式で発表した。
同クラスは月1回、学校から須坂駅周辺のごみ拾いを実施。一度に可燃ごみ袋(30リットル)5袋分になったこともあった。ポスターを制作してスーパーに掲示してもらうなど“ごみゼロ”の啓発を展開。ごみ拾いの最中に「ありがとう」と地域の人から声を掛けられたり、ごみの量が以前より減ってきたことが励みになっている。
そうした活動が土台の「ごみゼロ活動と環境問題」のグループは、地球温暖化が進んで海面が上昇していることを挙げ、ごみを出さないために4R(リフューズ・リデュース・リユース・リサイクル)を一層活発化すること、そして火力発電を太陽光発電に切り替えることを提案。さらに「自動販売機をドリンクバーに変え、自分専用の水筒を使えば、ペットボトルも使わず二酸化炭素も出ない」との持論を展開した。
担任の野田久美子先生は「自分たちが住んでいる地域を知り、疑問を掘り下げて地域のために行動する力がついてきている。来年度はさらにステップアップした活動になりそう」と話した。
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