2021-09-25 07:00 am by 須坂新聞
豊洲小タイムカプセル開封式実行委員会(野口勇一実行委員長、15人)は先ごろ、創立100周年記念事業(平成元年度)でタイムカプセルに収納した児童の作品を30年後の本人に返すため仕分け作業をした。9月19日に開封式と作品受け渡しを計画していたが、コロナ急拡大により中止とした。作業後、戸別配達(着払い)希望者に送った。当時の在籍者は約430人。作品は絵画・版画・習字・作文を各自1点ずつ納めた。戸別配達は半数弱に上った。
タイムカプセルは、平成2(1990)年2月24日に同校の玄関前に埋設した。「西暦2020年にひらきます」と刻まれ、昨年(2020年)8月22日に地上に取り出した。高さ150cm、直径80cm、重さ500kg。おととし10月の令和元年東日本台風(19号)による水害で地面から60cmほど出た埋設ボックスの半分まで水が漬いた。
カプセル開封イベントはコロナ禍のため、本年度に延期した。今年5月29日にカプセルを開封。保存状態は良好だったという。
タイムカプセル収納物目録によると、1.児童の作品=絵画・版画・習字・作文(全員1点ずつ)、各学級の思い出の品、卒業文集昭和62・63年度 2.学校関係資料=教科書、PTA新聞、1年間の学校行事(ビデオ、写真)など 3.100周年記念事業関係=記念式典当日のビデオ、30年後に寄せるメッセージなど
4.須坂市関係資料=須坂市の教育、市報など 5.地域資料=豊洲地区の写真、ビデオなど 6.その他=信濃毎日新聞、須坂新聞など―が30年間封印された。
100周年式典のビデオはグーライト(須高ケーブルテレビ)が撮影した。他に山岸好栄さんの撮影も。
児童の作品は、校舎の水彩画や自画像の木版画、「新年の決意」「30年後の私へ」の作文、「飛翔」の書道など。親からの手紙も。
野口実行委員長は当時5年生。13日の取材に「30年前の自分の作品にはまだ合っていない。いろんな人の名前を見て懐かしさを感じる。30年後の自分に向けて考えていたと思うが、当時のことはなかなか思い出せない。作品も、映像も今後の楽しみ。コロナが落ち着いたら各クラスで旧交を温めてもらえたらうれしい」と語った。
作品の受け渡し希望など問い合わせは実行委員会へ。電子メールToyosutimecapsule@gmail.com
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