「ヴィーガンみそラーメン」って?

2021-10-02 07:00 am by 須坂新聞

お知らせ icon 須坂市と須坂市観光協会は、本年度の観光庁モデル事業「地域の観光の磨き上げを通じた域内連携促進に向けた実証事業」に採択され、2種類のみそラーメンを開発中だ。野菜や大豆ミートなど植物素材を使った「ヴィーガンみそラーメン」を先ごろ、ざかすラーメン(須坂市立町)店内を借りて試作した。本藤浩史(ひろふみ)観光協会会長やアドバイザーのNAHOさん(野菜ソムリエ上級プロ、須坂市)らが試食した。
 モデル事業は、「みそのまち須坂」の特色を生かし、地元食材を使った農業振興や、オリジナルラーメンによる産業振興、発酵文化の醸成を図ることを目的とする取り組み。
 ヴィーガン(ビーガン、VEGAN)とは動物由来の食材を口にしない徹底した菜食主義者をいう。植物素材を使った対応食が健康志向の広まりなどで世界的に需要が高まっているという。
 肉の代わりは、大豆ミート(原材料大豆の食感を肉に近づけた加工食品)。タンパク質不足を補い、高タンパク・低カロリーが支持されている。
 開発途中の「ヴィーガンみそラーメン」は須坂産みそを合わせたみそ仕立てスープに、中太麺(手作りのストレート)を使用。具は大豆ミート、コーン、輪切りトマト、チンゲンサイ、カイワレ、シメジ、モヤシ。オリーブオイルを加えた。
 NAHOさんは「動物性を避ける人やカロリーを気にする人、女性・子供から須坂に立ち寄る海外の人などに食べてもらえそう。動物性を使わなくてもここまでおいしくなることが分かった」。
 本藤会長は「濃厚みそとオリーブオイルがいい具合にのっていて麺を引き立てている」と印象を語った。
 事業提案は市商業観光課と市観光協会。実施主体は市観光協会。連携団体が役割分担して進めている。
 7月、8月にコンセプトを固めた。この日は3回目。今後、再度試作をしてから、県内のイベント会場にキッチンカーを出してモニター試食会を開く。アンケートを取り、さらに改善していく。
 市は「飲食店に活用してもらい、みそ醸造場や食材関連にもお金が落ち、観光消費額増の稼げるまちを目指したい」と話す。

2021-10-02 07:00 am by 須坂新聞 - 0 コメント



須坂新聞


 須坂新聞はタブロイド判(20P~24P)で毎週土曜発行(年間48回)長野県須高地域(須坂市・小布施町・高山村・長野市若穂地区)で購読をいただいております。また配達地域外でも郵送にてご購読いただけます。購読料は1100円(月額/税込)です。購読お申し込みはこちらから。