2022-01-08 09:56 am by 須坂新聞
MF高橋義希選手はプロ18年のうち、計16年間走り続けたサガン鳥栖で現役引退を決意した。「まだプレーできる自信はある」と他クラブへの移籍も含めて「悩んだ末の決断だった」とした上で、「寂しさはあるが、この決断に悔いのないよう、これからいろんなことにチャレンジしていきたい」と決意を新たにしている。
サイドハーフやボランチとして抜群の走力でチームをけん引。Jリーグが2015年に導入したトラッキングデータの(1試合の)走行距離部門では、16年シーズンから3年連続でトップの数字を記録。中でも16年10月の横浜M戦でマークした1試合14.583kmは今でも歴代1位と、Jリーグでナンバー1の運動量を誇った。
「チームの戦術を自分なりに理解して動いただけ。クラブのため、サポーターのために最後まで走り続けた結果」と高橋さん。「(走ったから)試合に勝てるというものではないが、自分の持ち味でもあるので、記録として残ることはうれしい」と喜ぶ。
今後はクラブ職員としてサガン鳥栖に残ることが決まっている。どんな活動をしていくかは未定とするが、「クラブをより知ってもらえるように、子どもたちに『鳥栖の選手になりたい』と思ってもらえるようなクラブにしていきたい」と決意している。
一方で、「所属は鳥栖だが、出身の須坂の役に立てればとも思っている」とする。
引退を決めてから各方面に報告に行った際には、「本当に多くの方に応援してもらっていたんだということを感じた」という。「その期待に応えられたかは分からないが、須坂から出たJリーグの選手として、プロで18年間プレーできて、(地元の子どもたちに)自分たちでもJリーガーになれるんだと思ってもらえたり、子どもたちの目標の一つになれたのならうれしい」と話した。
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