【新型コロナウイルスワクチン】3回目ワクチン接種本格化

2022-02-05 09:33 am by 須坂新聞

お知らせ icon 須高地区で2月から、一般を対象に新型コロナウイルスワクチンの3回目接種が始まった。65歳以上の高齢者を皮切りに、順次接種が進められる。ワクチンはファイザー製とモデルナ製を使用。3市町村によると、接種予定者にはファイザー製を希望する傾向があるものの、種類にはこだわらず、早めに接種を受けたい人も少なくないようだ。
 「予約枠はファイザーのワクチンから埋まっていくが、モデルナを含めて順調に予約が入っている」。須坂市の集団接種の予約状況について、市健康づくり課ワクチン接種推進室の担当者は、そう説明する。
 集団接種の予約受け付けは、電話とウェブで受け付けており、2回目の接種日によって予約開始日を分けて対応中だ。市内医療機関24カ所での個別接種も並行している。
 市担当者は「モデルナだからといって予約枠が埋まらないということはない。コールセンターではワクチンの種類とともに一番早く接種できる日を案内している」と話した。
 集団接種初日の3日は、会場の北部体育館で144人がファイザー製の接種を受けた。
 1、2回目と同じ種類を希望した女性(77)は「普段は買い物ぐらいしか出歩かないけど打っておいた方が安心だから」。男性(88)は「(追加接種は)年を取っているから疲れるが、やった方がいいと思ってね」と、ほっとした様子だった。
 小布施町は1日から、町内医療機関6カ所で個別接種をスタート。予約は電話とウェブで対応し、接種券が届いた人から順次受け付けている。
 町健康福祉課によると、モデルナ製を使用する最初の期間となる7〜19日について、前半の予約は一部の医療機関を除いてほぼ埋まっている状況という。
 14日にモデルナ製の接種を受ける予定の男性(67)は「当初はファイザーを考えていたがモデルナの予約枠が空いていたので早い方を選んだ。副反応の心配もあまりしていない。接種がスムーズに進んでほしい」と望んでいた。
 今のところ、ファイザー製に比べてモデルナ製の予約の進みはやや遅いようだが、町担当者は「これからモデルナの接種が進んでいけば、皆さんの不安もなくなるのではないか」とみている。
 高山村の集団接種は1日から、村保健福祉総合センターで始まった。村が日時を指定して日程を決めるやり方で進めている。
 村村民生活課によると、事前に接種予定者に希望するワクチンを尋ねたところ、ファイザー製が半数以上を占めたが、「どちらでもいい、と考えている人も少なくない」と村担当者。
 初日は約140人がモデルナ製の接種を受けた。男性(67)は「交互接種」をするために「あえてモデルナを希望した」。一方、過去2回とは異なる種類に対して、女性(88)からは「具合が悪くならないか心配」との声も聞かれた。
 種類にこだわらなかったという女性(78)は「自由に出歩けないのがつらい。とにかく早く接種を済ませたかった」。男性(73)も「どちらのメーカーでも気にならない」と、1日も早い感染の収束を願っていた。

2022-02-05 09:33 am by 須坂新聞 - 0 コメント



須坂新聞


 須坂新聞はタブロイド判(20P~24P)で毎週土曜発行(年間48回)長野県須高地域(須坂市・小布施町・高山村・長野市若穂地区)で購読をいただいております。また配達地域外でも郵送にてご購読いただけます。購読料は1100円(月額/税込)です。購読お申し込みはこちらから。