2022-02-05 09:35 am by 須坂新聞
例年を上回る降雪や寒波がもたらす路面凍結で、今年に入って、スリップによる交通事故が多発している。県警察本部によれば、県内の1月中の交通事故は424件で前年同月に比べて88件(26.2%)増えており、このうちスリップ事故は38件増の89件に上っている。
須高地区でも交通事故が多発。須坂署交通課によれば、1月は13件の人身事故が発生、18人が負傷した。前年同月に比べて発生は5件増加、負傷者は9人増加している。
発生13件のうちスリップ事故は2件だが、スリップによる物損事故は72件に上り、1月だけで計74件を処理した。
前年同月のスリップ事故は27件(人身0・物損27)で、3倍近い大幅な増加となった。
この74件を日別で見ると、14日の9件(人身1・物損8)が最も多く、次いで4日と22日の8件。13〜15日の3日間だけで20件を超え、31日間でスリップ事故がなかったのは10日だけだった。
また、発生場所は各地に分散しているが、その中でも須坂市街地での発生が目立っている。
このほか、警察に届け出ていない案件もあると思われ、スリップは多くの場所で発生したと推測される。
交通課の小林博課長は「1月の事故増加率は全国の中で長野県がワースト2位になっている。須高地区も厳しい状況にある。これからも路面凍結や視界不良の日が続くので、運転者も歩行者も常に時間と心の余裕を持って行動してほしい」と呼び掛けている。
2022-02-05 09:35 am by 須坂新聞 - 0 コメント
Tweet© 須坂市公認ポータルサイト・いけいけすざか. ALL Rights Reserved. Privacy Policy