須高地区の2021年(1〜12月)の交通事故(人身事故)は130件発生、2人が死亡、145人が負傷

2022-02-11 07:00 am by 須坂新聞

お知らせ icon 須高地区の2021年(1〜12月)の交通事故(人身事故)は130件発生、2人が死亡、145人が負傷した。前年と比べて発生は12件(10.2%)増、死者は1人増、負傷者は12人(9.0%)増と、全項目で増加しており、須坂警察署が一層の注意を呼び掛けている。
 統計をまとめた交通課によれば、昨年の事故を市町村別に見ると須坂市が横ばい、小布施町と高山村で増加した=別表。
 特徴として▽月別で最多は3・10・12月の14件、最少は2月の7件▽曜日別で最多は月曜日の26件、次いで火曜日の24件。最少は日曜日の10件▽時間帯別で最多は昼の12時台の15件、次いで11時台の13件。朝の時間帯を上回った▽交差点周辺での事故は73件(交差点内65・付近8/全件数の56.1%)で半数を超え、前年(55件、46.6%)から大幅に増加した―ことなどが挙げられる。
 事故の類型別では出合い頭が51件(前年比17件増)で39.2%、追突が35件(前年比10件減)で26.9%。この2項目で3分の2を占めている。
 原因(違反)別では▽安全不確認=38件▽前方不注意=25件―などが多く、第一当事者(当事者の中で一番過失が重い人)の年齢別では▽45〜49歳=16件▽70〜74歳=16件▽75〜79歳=13件―などが多かった。
 このほかの類型で、主な増加は▽交差点=16件増▽高齢者=11件増―など。主な減少は▽二輪車=11件減▽薄暮=10件減―など。
 ちなみに、人口に対する免許保有率は須坂市73.0%、小布施町74.7%、高山村76.1%。3市町村とも県平均(71.7%)を上回っている。
 また、運転免許の自主返納者は須高全体で238人(前年比48人減)。市町村別では須坂市が185人、最年少40歳、最年長96歳。小布施町が37人、最年少66歳、最年長94歳。高山村が16人、最年少66歳、最年少93歳。
 自主返納者を75歳以上に限って見ると、須坂市は保有者4,430人中153人(3.5%)が返納、小布施町は保有者1,108人中27人(2.4%)が返納、高山村は保有者629人中8人(1.3%)が返納した。
 交通課の小林博課長は「昨年は高齢者、交差点、週末の事故が増加した一方で、薄暮、夜間、二輪車、自転車の事故は減少した。ドライバーの皆さんは歩行者をいち早く発見できるよう、早めのライト点灯やハイビームの有効活用を心掛けてください。歩行者の皆さんは夕暮れや夜間では夜光反射材などを活用し、横断時にはハンドサインで横断の意思を伝えてください」などと呼び掛けている。

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