2022-03-05 09:52 am by 須坂新聞
須坂市は、竜ケ池開池90周年記念事業の一環で「日本さくら名所100選」に選ばれている臥竜公園に「桜の保全看板」を設置した。市民と共に大切な桜を守るための活動を来園者に知ってもらう。先人が植えた桜を後世に残していく願いを込めた。2月28日、関係者が出席し、現地で除幕式があった。
看板は木製(県産材のスギとカラマツを使用)で縦45cm、横60cm。県森林づくり県民税を活用し、公園正面口「日本さくら名所100選」記念石碑付近に建てた。日本花の会や臥竜公園桜守りの会、須坂創成高校などと桜の育成・保全に取り組んでいることを日本語と英語で記した。桜の管理方法などを紹介する「維持管理ガイドライン」の2次元コードも掲載した。
除幕式であいさつした桜守りの会の荒井清治会長は、2002年の同会設立から節目の20年になることなどに触れ、「(活動を紹介する)看板は念願だったので大変うれしい。公園を訪れる皆さんにもご理解をいただきながら、この桜を大切に紡いでいきたい」と述べた。
市臥竜公園管理事務所によると、竜ケ池の周りにあるソメイヨシノなどの桜は約160本。樹齢60年ほどの桜が多いという。
除幕式後には、桜の樹勢回復の一環で、土壌環境を整えるための有機発酵肥料「ぼかし肥料」を木の根元にまく作業をした。坂田温所長は「守れる木は次世代に残していきたい」と話している。
今年の開花予想は4月10日ごろ。
2022-03-05 09:52 am by 須坂新聞 - 0 コメント
Tweet© 須坂市公認ポータルサイト・いけいけすざか. ALL Rights Reserved. Privacy Policy