2022-03-05 09:53 am by 須坂新聞
JAながの須高ブロックは2021年度のブドウ販売額が過去2番目の52億3,132万円(1月末実績)を記録した。過去最高は20年度の54億3,193万円。新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、シャインマスカットを中心に高値で推移した。また果実全体の販売額は67億3,558万円だった。
シャインマスカットは21年度、夏の天候不順や日照不足などの影響で、粒肥大が進まず糖度、着色も例年に比べて遅れた。ぶどう全体の出荷量はシャインマスカットの小房傾向もあり前年比14%減の約56万ケース(1ケース5kg換算)だった。
4月下旬からハウス物の出荷が始まり、シャインマスカットは香港、台湾向けなどの輸出が順調に進んだ。7月以降は国内ギフトの動きが活発になり、この時期のシャインマスカットの贈答が定着してきたことがうかがえる。
露地物は8月29日からナガノパープル、巨峰などの黒系品種が始まった。品質も良好だったことから引き合いも強くスタートから高単価で販売。9月12日からシャインマスカットの出荷がスタート、高値で安定した販売が続いた。
須高営農センターでは「シャインマスカットは全国的に数量が増加し、生産地間の競争が年々激しくなっている。品質のさらなる向上と共に品質格差を是正し、市場からの信頼を獲得することが大切。新品種クイーンルージュの早期産地化が課題。今後も須高ブランドを高めて、果樹産地としてさらなる振興につなげたい」と話している。
2022-03-05 09:53 am by 須坂新聞 - 0 コメント
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