2022-03-19 11:09 am by 須坂新聞
新型コロナウイルス対応の「まん延防止等重点措置」が解除されて初の週末となった12、13日、県内各地の観光地は人出の回復が見られ、須高地区の観光スポットも天候にも恵まれ、徐々ににぎわいが戻っていた。来訪者は「久しぶりに安心して旅が楽しめた」と喜び、受け入れる側は「活気が少し戻ってきた感じがする。早くコロナが収束して、多くの皆さんに楽しんでほしい」と願っていた。
12日午後1時すぎ、小布施町の北斎館周辺で取材。埼玉県から家族で訪れた40代夫婦は「小布施は自然がきれいで、落ち着いた町並みが好き。歩くと気持ち良く、そばと栗菓子がおいしい。久々に気持ち良く旅ができた」と喜んでいた。
北斎館前通りの土産店店主は「まん延防止は解除されたが、人出が戻ったという実感は少ない。売り上げはコロナ前の2〜3割で厳しい。他県も一斉に解除されると少し変わるかもしれない」と不安と期待を口にした。
北斎館は「12、13日の入館者は合わせて300人ほどで、1週間前の5割増し。まん延防止中は少人数での来館が多かったが、解除後は家族連れが目立つようになった。それでもコロナ前に比べて半分程度。早く感染が収まり、回復に向かうことを願う」と話す。
北斎館駐車場の職員は「12、13日は計約100台が駐車。1週間前より倍増し、バスも数台入るようになった。70代のお客さんが『時間、金、体力のある一番いい時に2年も旅行に行けなかった』と悔しがっていた。早く、皆さんが人生を楽しめるようになってほしい」と願っていた。
?井鴻山記念館では「12、13日合わせて61人で1週間前の5割増し。コロナ前は200人に迫っていた。4月は御開帳や御柱に合わせて来館者が増えることを願う」と期待。
須坂市仁礼町の仙仁温泉岩の湯の金井辰巳社長は「まん延防止の期間はキャンセルもあったが、解除後は満室が続く。陽気も良くなり、お客さんは旅を楽しめるようになった。回復傾向にあると思うが、油断せず、感染拡大防止を図りながらサービスに努めたい」と引き締めていた。
信州高山村観光協会は「12、13日は山田牧場などで県外の観光客も見受けられたが、全体的な雰囲気は解除前とそんなに変わっていない。桜のシーズンなどに合わせて問い合わせもきている。4、5月は徐々にでも活気が戻ってきてほしい」と期待していた。
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