【須坂市議会】議長に対する不信任決議案を賛成多数で可決

2022-04-02 07:00 am by 須坂新聞

政治・経済 icon 須坂市議会(定数20、欠員1)は3月25日の臨時会で、緊急動議があった塩崎貞夫議長に対する不信任決議案を賛成多数で可決した。決議では議会内の問題解決に向けて取り組む姿勢や、昨年2月の議長選での所信表明とは異なる行動を問題視している。
 塩崎議長は閉会後の取材に「(結果は)厳粛に受け止めたい」とした上で、進退については「少し時間をいただき、同僚議員や支持者の意見も含めて結論を出したい」と答えた。決議に法的拘束力はない。塩崎議長は3月31日現在、態度を明らかにしていない。
 不信任決議案は、石合敬議員と水越正和議員が提出した。石合議員は提出理由について、市議会が会派制をとっている中で、「1人会派のあり方問題」を根本的に解決しようとしていないとし、「議長の役目を果たしていない」と主張。
 また、議長選立候補にあたり、公平公正を旨として、どの会派にも属さず、市民のために尽くす―と所信表明したにもかかわらず、「自ら会派を結成するのは公約とは違うものではないか」と指摘した。
 採決は無記名投票で行った。退席した議長と、議事を進行した副議長を除く17人が投票し、賛成9票、反対8票だった。
 塩崎議長は、不信任決議可決を受け「突然のことで非常に驚いている。自分としては思い当たるところがない。常に全ての議員の意見を聞きながらやってきたつもり」と強調。「会派に入っても公平公正に議会を進め、市民に奉仕するという議員としての立場は変わらない」と取材に答えた。
 塩崎議長は昨年1月、会派「輝奏会」を離れ、1人会派「志政会」を結成。その後、議長に就任した。先ごろ志政会を解散し、会派「無所属クラブ」に加わった。

2022-04-02 07:00 am by 須坂新聞 - 0 コメント



須坂新聞


 須坂新聞はタブロイド判(20P~24P)で毎週土曜発行(年間48回)長野県須高地域(須坂市・小布施町・高山村・長野市若穂地区)で購読をいただいております。また配達地域外でも郵送にてご購読いただけます。購読料は1100円(月額/税込)です。購読お申し込みはこちらから。