2022-04-09 07:00 am by 須坂新聞
須高3市町村は1日、新年度の業務をスタートした。新規採用職員は須坂市28人、小布施町16人、高山村11人の計55人。「市民ファーストの心を忘れずに」「これまでの経験を仕事に生かしたい」「向上心を持って頑張りたい」などと決意を語り、新たな一歩を踏み出した。
須坂市は新規採用職員任命式で、三木正夫市長が一人一人に人事通知書を交付。三木市長は訓示で「今まで自分自身が培ってきた個性や特技を須坂市政に生かしてほしい。自分の心にやましいことをせず、常に正しい道を歩んでもらいたい」と激励した。
笑顔とあいさつの大切さや、誰一人取り残さない、人に優しい「デジタルファースト」推進の重要性も強調。「市職員の仕事は非常にやりがいがある」とし、今後の活躍に期待を寄せた。
新規職員を代表して宣誓書を朗読した小日向絢子さん(28)は、健康づくり課に勤務する。取材に「笑顔とあいさつ、市民ファーストの心を忘れずに一生懸命働きたい」と意気込みを語った。
消防本部で働く利根川駿介さん(19)は「小さい頃から消防士になることが目標だった。人の命を守れる職業に就けたことを自覚して頑張りたい」と決意。「緊張した」と言う任命式を終え、ほっとした様子だった。
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小布施町は、北斎ホールで辞令交付式を行った。昇格、任期付き職員らと新規採用者らに桜井昌季町長が辞令を交付し、訓示した。
桜井町長は「この町に住む人の幸せのため、自分たちのチームのためにできることは何かを考え、提言し、それを受け止めて全職員で可能性を探ってほしい。『前例がない』という言葉は封印しよう」と激励。「コロナはまだ収まらないがイベント、経済も少しずつ動き出す」と新たな一年に期待を込めた。
交付後、新規職員らが一人ずつ自己紹介した。式後、住民税務課配属の吉田丈輝(ともき)さん(20)は「公務員として緊張のスタート。責任を持って仕事に当たりたい」。県職から社会人枠で新規採用された教育委員会事務局配属の三輪仁美さん(34)は「これまでの経験を、大好きな町の仕事に生かしたい」と話した。
なお、新年度新たに設けた農商工連携推進官に山本高久さん、環境政策推進官に井関将人さんを任命した。
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高山村は、異動職員や新規採用職員らを対象にした辞令交付式を開いた後、内山信行村長が職員に訓示した。
内山村長は「地方自治体の置かれている状況は大変厳しい。今年度から定住支援室や危機管理防災係などを新設した。村の課題に重点的に取り組んでいきたい」。
村の責務として村民の生命と財産を守ることを挙げ、「村民の皆さんが何を求め、何を期待しているのかを考え、それに応えるのが村の使命。いつまでも住んでもらえる村づくりのため、職員の皆さんのフットワークに期待している。体と心の健康を大切にして業務に取り組んでほしい」と呼び掛けた。
新規採用の毛利将史さんは「新設された定住支援室の1期生として、村外の方々が住みたいと思っていただけるように、村の魅力を伝えていきたい」。酒井くるみさんは「保健師として、村民の皆さん一人一人と向き合っていきたい。向上心を持って頑張りたい」と抱負を語った。
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