2022-04-09 07:00 am by 須坂新聞
須坂市議会(定数20、欠員1)の塩崎貞夫議長は5日の全員協議会で、3月25日の臨時会で議長不信任決議が可決されたことを受け、自身の進退について「市民の皆さま、議員各位のご期待に沿うよう今後とも議長として職責を全うしてまいりたい」とし、議長を続投する考えを明らかにした。
不信任決議は、石合敬議員と水越正和議員が提出した。市議会が会派制をとっている中で「1人会派のあり方問題」に対する姿勢や、昨年2月の議長選で、公平公正を旨として、どの会派にも属さず、市民のために尽くす―と所信表明したにもかかわらず、今年3月に会派を結成したことを問題視。採決の結果、賛成多数(賛成9票、反対8票)で可決された。決議に法的拘束力はない。
塩崎議長は「(不信任決議を)真摯に受け止めさせていただく」とした上で、進退については「(同僚議員や支持者ら)多くの方々のご意見をお聞きしながら相談をさせていただき熟慮を重ねてきた」と説明。続投の意向を示し、「議員各位のご協力をお願い申し上げる」と述べた。
一方、石合議員は全協で「しっかり個々の議員と対応していただけるか。(不信任決議提出は)議会改革を進めるためにやった行為だ」と主張し、今後の議長の姿勢をただした。取材に「(進退は)自分で決めなければいけない問題。周りの意見を聞いて判断するというのはいかがなものか」と話した。
なお、塩崎議長が全協で進退の発言をする際には、複数の議員が退席。これに対し「なんで勝手に出て行ってしまうのか。前向きな姿勢で対応していただきたい」と投げ掛ける議員もいた。取材に、退席した議員からは「(議長には)とにかく市民のために公平公正にやってもらいたい」との声があった。
議長の任期は、議員任期満了日の来年2月10日まで。
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