2022-04-16 07:00 am by 須坂新聞
須坂市が昨年8月から進めてきた北部運動広場の人工芝化等工事が先ごろ、完了した。これまでのクレー(粘土)グラウンドから、使い勝手が良く、管理もしやすいという人工芝(一部除く)に改装。24日にキックオフイベントを開き、お披露目する。供用開始は翌25日から。
2019年10月の台風で福島スポーツ広場が被災したことを受け、自然災害の影響が少ない北部運動広場を人工芝の多目的広場として整備。市スポーツ協会などが被災したスポーツ施設の復旧や、人工芝の多目的屋外運動場の整備に関する要望書を提出していた。
人工芝の敷設面積は12,258平方メートル。一般用サッカーコート(105m×68m)1面(うち少年用は50m×68mの2面)、フットサルコート(40m×20m)2面を確保した。野球・ソフトボールのクレー内野部分(2,620平方メートル)も再整備した。
日本サッカー協会(JFA)公認ロングパイル人工芝を敷設。長さ65mmの芝葉で、隙間には砂とゴムチップが敷き詰めてある。人工芝内にクレーが入るのを抑えるため、クレーと人工芝の継ぎ目の幅90cmは高密度人工芝になっている。
環境負荷を軽減するため、人工芝は耐久性や温度抑制効果の高い素材を選定。雨水排水の環境対策もした。
国民スポーツ大会(現・国民体育大会)などが開催できるJFAロングパイル人工芝ピッチ公認を取得見込み。公認ピッチとなれば、県内では松本市サッカー場に次いで2カ所目という。
キックオフイベントは午前9時から。セレモニー後、9時40分からAC長野パルセイロサッカースクールスタッフによる親子サッカー教室を開く。終了後、10時40分から正午まで一般開放し、施設を見学してもらう。
当初予定していたAC長野パルセイロレディースと須坂ヴェンセール(中学生)の試合は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止とした。
市文化スポーツ課は「サッカーや野球だけでなく多目的に活用してもらいたい。大会や合宿などを通して地域の活性化にもつながれば」と期待している。
工事費は1億7,446万円。市費9,106万円と、JFAの助成金4,500万円、日本スポーツ振興センターのスポーツ振興くじ(toto)助成金3,840万円を充てた。
施工は建設工事が須坂土建工業、土工・路盤工事が市川建設、人工芝工事が本久、リッチエード、住ゴム産業、舗装工事が三共建設。1月31日に竣工(しゅんこう)した。
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