【須坂市】市内への回遊促進へアナログ×デジタル看板

2022-05-21 07:00 am by 須坂新聞

お知らせ icon 須坂市や市内産業、文化関係団体でつくる「信州須坂まちの元気創出推進委員会」(委員長・中澤正直副市長)はこのほど、市内の主要観光施設などに電子看板「デジタルサイネージ」を新設した。各所に設置してある既存の観光案内看板などの「アナログサイネージ」もリニューアル。両サイネージを活用して、観光客や市民にさまざまな情報を発信し、市内への回遊促進を図る狙いだ。
 デジタルサイネージ(40〜55インチ)は蔵のまち観光交流センター、市立博物館、笠鉾会館、市動物園、県立信州医療センターの5カ所に設置した。市内の観光スポットを動画で紹介したり、地域のニュースやイベントなどの情報を流している。
 アナログサイネージは、臥竜公園や市営駐車場などにある案内看板5カ所をはじめ、中心市街地にある矢印案内看板3カ所、石柱のまち巡り看板29カ所を親しみやすいデザインに刷新した。
 また、業務を受託した須坂新聞社、NPウォンツ、吉池看板企画でつくる「すざかSIGNイノベーション共同企業体」が独自に、両サイネージからQRコードやNFCタグでアクセスできる情報ポータルサイト「てくてくすざか」を開設。一つのサイトに市内の多様な情報を集約することで、利便性を向上させた。多言語にも対応している。
 同委員会事務局の市文化スポーツ課は、既存の案内看板の見直しとともに「デジタルサイネージを活用することで情報発信力を強化し、市内への回遊を促したい」としている。
 国の地方創生推進交付金を活用した「『まるごと博物館構想』を核とした『人』・『地域資源』で紡ぎだすまちの元気創出事業」の一環。昨年度の回遊促進事業「利便性向上のためのサイネージシステム構築業務」として取り組んだ。事業費(ポータルサイト除く)約1,500万円。

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