「電話でお金詐欺」を連続阻止

2022-06-04 07:00 am by 須坂新聞

お知らせ icon 須坂警察署は5月27日、電話でお金詐欺(特殊詐欺)の被害を未然に防いだとして、須坂市内のセブン―イレブン3店舗(須坂馬場町店、須坂新町店、須坂塩川店)に感謝状を贈った。甲田隆穂署長が各店舗に出向き、賞状を手渡すと共に感謝の意を伝えた。塩川店では店長の森川晋一郎さん(45、須坂市新町)と従業員の川崎愛菜さん(18、須坂市境沢町)が受け取った。
 塩川店では5月14日午後、中野市の70代女性が来店、川崎さんに電子マネーを購入したいと申し出た。応対を代わった森川さんが話を聞くと、女性は「くじに当たったとメールがあった。お金をもらうには電子マネーで手数料を振り込む必要がある」などと答えた。
 森川さんは、会話で不審な点が多いことから、女性に、須坂署から配布されていた注意書きのチラシを見せながら、架空料金請求詐欺ではないかと伝え、須坂署にも通報して被害を未然に防いだ。
 感謝状を受け取った二人は「お客さまの財産を守ることができてよかった。電話でお金詐欺は警察からも情報があり、日頃から注意していた。今後も地域の安心安全に貢献できるよう、信頼される店づくりに努めていきたい」と話していた。
 また、馬場町店は5月9日、新町店は5月11日、共に架空料金請求詐欺を防ぎ、市内のセブン―イレブンが6日間で3件を連続して阻止した。
 須坂署生活安全課によれば、須高地区の電話でお金詐欺は5月末日現在3件(須坂市2件・小布施町1件/オレオレ詐欺2件・還付金詐欺1件)発生、計486万2,020円がだまし取られた。
 一方、金融機関やコンビニなどの水際では12件を阻止、75万3,000円を守っている。
 昨年須高地区では6件発生、14件を阻止。今年は5カ月が経過して、発生は既に半数、阻止は半数どころか年間件数に迫っており、同課では「不審な電話が掛かってきたら必ず家族や警察に相談してほしい」と呼び掛けている。警察への相談は警察相談専用電話(#9110)または須坂署生活安全課☎026-246-0110まで。

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