2022-06-25 07:00 am by 須坂新聞
須坂高校の文化祭「第68回りんどう祭」は17日から3日間行われ、2日目の18日は3年ぶりに一般公開した。市内外から訪れた多くの人でにぎわい、校内はさまざまな企画で盛り上がった。
公開日は体育館でダンス部や吹奏楽部などが練習の成果を披露。校内では文化部の展示や弓道体験、子ども向けの縁日などもあり、来場者を楽しませた。飲食ブースは感染症対策を講じて既製品のみの提供となったが、軽食やデザート、文化祭のマスコットキャラクター「りゅうたん」をモチーフにしたドーナツなどを販売した。
校庭に建立された高さ約8m、全長約30mの巨大龍前では多くの来場者が足を止め、見学や写真撮影などをしていた。
伊藤慶太さん(13、長野市若穂)は「お母さんが(同校の)卒業生なので、龍の話を聞いていたが、想像以上に大きくてびっくりした。うろこも一つ一つが丁寧だった」。影山明子さん(長野市)は「こまめな消毒など感染症対策を徹底していて、安心して楽しませてもらっている」と話していた。
一般公開を終え、祭長の小渕秀人さん(3年、小布施町都住)は「多くの来校者を見て地域の皆さんとのつながりを実感した。足を運んだ子どもたちが進学先に須坂高校を選んでくれるとうれしい」と期待していた。
副祭長の山下麗雅さん(小布施町中央)は「全校で頑張ってつくりあげてきたものを卒業生や地域の人に見てもらえた」。同じく副祭長の千野貴章さん(長野市)は「世間がコロナを乗り越えるというムードになっている中、無事に一般公開ができてよかった」と振り返った。
初日は体育祭など行った。最終日は保護者のみ公開で各クラスが合唱を披露し、美しい歌声を体育館に響かせた。巨大龍は後夜祭後に解体し、燃やした。
2日間(18日の一般公開、19日の見学者など)の来場者は約2,750人だった。
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