【フルーツ王国須高】「サンふじ」出荷始まる

2022-11-12 09:46 am by 須坂新聞

農業 icon JAながので10月31日、リンゴの主力品種「サンふじ」の出荷が始まった。今月中旬から最盛期を迎え、12月上旬まで出荷が続く。果樹王国須高の農家では、秋の味覚を全国に届けるため収穫作業に追われていた。
 須坂市新田町の北澤雄一さん(73)の畑でもたわわに実ったサンふじの収穫に追われていた。今年は台風など災害もなく果実は質・量共に順調という。北澤さんは「昨年は春先の霜害で不作だったが、今年は好天に恵まれ豊作。ここに来て冷え込み、色も乗ってきた。皆さんにおいしいリンゴを食べてほしい」と喜んでいた。
 JAながの須高ブロックでは今年、サンふじの出荷を約20万ケース(1ケース10kg)見込み、須高フルーツセンターで約11万ケースを予定している。
 須高営農センター販売課では「今年は春先の低温などの影響でサビがややみられる。着色、成熟はやや遅れているが肥大は良好。サンふじはリンゴ全体の45%ほどを占める主力品種。農家の手取りの向上に少しでも貢献したい」と話している。

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