2023-01-14 07:00 am by 須坂新聞
第9回県高校生溶接コンクール(県高等学校長会工業部会主催)が先ごろ、中野立志館高校で行われ、須坂創成高校2年の長倉直人君(山ノ内町)が最優秀賞、中野立志館高校1年の北原飛翔(つばさ)君(須坂市坂田町)が優秀賞に入った。共に4月に神奈川県藤沢市で行われる関東甲信越高校生溶接コンクールに出場する。
コンクールは県内高校で溶接技術を学ぶ1・2年生5人が出場し、競技課題の「N―2F」(被覆アーク溶接、中板9mm裏当て金無し、下向き突合せ継手)で競い合った。
長倉君は「県大会では最優秀賞だが、上位大会ではまだまだだと思う。緊張感のある大会の中で作業することで、反省点や課題も多く見つかった」と振り返る。
創造工学科の長倉君は普段の学科での学びとは別に、課外学習や自主練習などで溶接を学ぶ。同校のデュアルシステム(学校や企業、行政などが協同して学術的教育と職業教育を同時に進める取り組み)協力企業・前田鉄工所(須坂市)の社員らから技術指導を受ける。「実演で手本を見せてくれるので分かりやすい」と話す。
練習では精密さにこだわり、「次の大会でも上位に入り、全国大会に出場したい」と意気込んでいる。
北原君は「普段の練習とは違い、多くの人に見られながら作業するので緊張した」。
自動車の整備士を志して、機械科のある同校に進学。所属する機械部で溶接を学び「練習をしていく中で徐々に溶接が面白くなってきた」という。
次の大会に向け「溶接を始めてから日も浅く、まだまだ成長できると思っている。今後に生かせるような経験をしたい」と話している。
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