2023-02-18 09:57 am by 須坂新聞
経産・国交・厚労・文科の各省連携による「第9回ものづくり日本大賞」の「優秀賞」に先ごろ、オリオン機械(須坂市幸高町、太田哲郎社長)の7人が選ばれ、10日、関東経済産業局から小沢元樹産業部次長らが来社して賞状を伝達した。14年前に発売した特許製品「ヒートポンプバランス制御(ヒーターレス)省エネ型精密空調機(PAPシリーズ)」は、高精度な温度制御と消費電力の大幅削減により製造現場に貢献する。
ものづくり日本大賞は、製造・生産現場の中堅人材や伝統的・文化的な「技」を支える熟練人材、今後を担う若年人材などから特に優秀と認められる人材を顕彰するもの。
平成17(2005)年から開催。今回は内閣総理大臣賞8件、経産大臣賞13件、優秀賞28件の49件230人・2団体が受賞した。
同社の受賞は「精密ものづくりを支える電気ヒーターレス省エネ型精密温調空気供給装置の開発」。受賞者は吉岡万寿男、片桐智美、小林正一、寺島雅俊、和田秀之、清水明、五明輝久の各氏。
伝達式で小沢経済産業局次長は「80%の省エネが実現し、業界の期待に応えられた。さらに社会を革新する取り組みにチャレンジを」とたたえた。
太田社長は「(研究してきた技術を使った)精密空調機はお客様にとって経済的で環境にも対応する製品。研究開発型企業が望む素晴らしい賞を頂いた。省エネに貢献し、受賞者も報われ、事業として確立した会社も名誉なことで感謝を申し上げる。さらに社会から求められるものを研究し開発していきたい」と謝意を表した。
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