2023-03-11 10:25 am by 須坂新聞
長野ガロンズが今季の全日程を終えた。目標だったV3優勝、V2昇格には届かなかったが、システムを駆使して戦うチームづくりには手応えを感じている。篠崎寛監督は本紙の取材に「(チームは)まだ完成していないので伸びしろがある。さらにここから磨いていきたい」と答えた。
「シーズン序盤はうまくいかないことが多かったが、終盤はしっかりチームらしくなってきた」。4日の奈良戦に勝利後、主将の福池凌太選手はチームの成長をこう語った。
この試合まで2位につけていた難敵に対し、第1セットは終盤に追いつかれて嫌な展開だったが、ジュースの末に勝ち切った。チームを引っ張ったベテランの小林哲也選手は「いつもなら崩れてしまう場面で踏ん張れた」とうなずいた。新型コロナウイルスの影響で禁止されていた観客の声出し応援も解禁され、「たくさんの声援のおかげで底力が出せた」と感謝した。
一方、翌5日のトヨタ自動車戦は、首位チームを相手に善戦したがストレート負け。特にジュースとなった第2セットは気迫がぶつかり合い、互いに一歩も引かない激戦となったが、最後は惜しくも振り切られた。篠崎監督は「相手が一枚上手だった」と語った。
今季の成績は10勝17敗。「選手たちはかなり頑張った。いまのチーム状態であれば勝てた試合が6、7試合あった」と篠崎監督。「負けが込んだ原因をしっかり分析したい。負けた試合の方が次につながる材料が多い」と前を向いた。
福池主将は「来季はもっとチーム力を上げて臨みたい。今季果たせなかったV3優勝、V2昇格を目指して頑張りたい」。来季を見据え、雪辱を誓った。
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