2023-03-25 07:00 am by 須坂新聞
13種類の動物が争った須坂市動物園の代表動物選挙は19日開票され、621票を獲得したベンガルトラの「臥桜=ガオ」が当選した。2位はモルモットの「れんにゅう」335票、3位はフンボルトペンギンの「タラコ」253票。投票率は過去最高の53.02%だった。臥桜は2023年度の入園券や年間パスポートの表紙を飾るなど、同園13代目の“顔”として4月から活躍する。
18、19日に同園で行われた立会演説会では推薦した飼育員が立候補動物の性格や特徴を紹介。モルモットの「れんにゅう」は2月に2匹を産み、子育て中。ママさんの活躍を訴えた。アライグマの「オト」は優しい性格。木に登るのが上手といわれるアライグマだが、オトはどんくさいのか落ちてしまう。それでもやめずに登り続けるめげない心をアピールした。
21日は同園で当選証書授与式が開かれた。臥桜は14年以来2度目(ベンガルトラとしては3度目)の当選。選挙活動では来園者に身近な物や言葉に隠されている「トラ」を探して書いてもらう企画で支持拡大を図った。
推薦した飼育員の笹井恵さんは「臥桜は高齢になり以前よりも穏やかさが増してきた。代表動物として園を優しく見守ってくれると思う」と話し、「世界トラの日」を広め、園内にいる絶滅の危機にひんしている動物の紹介なども考えている。
代表動物選挙は13回目。有権者(11〜19日の入園者と11〜17日正午のインターネット投票者)4,832人のうち、2,562人が投票した。有効投票数2,506票、無効56票。投票率53.02%は、過去最高だった前回を0.96ポイント上回った。
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