睦谷さん(墨坂中3年)がソフトボールU15日本代表に選出される

2023-04-01 07:00 am by 須坂新聞

スポーツ icon ソフトボールの15歳以下(U15)日本代表に墨坂中3年の睦谷羽蘭(むつたに・うらん)さん(須坂市井上町)が選出された。10月に東京で開かれるU15ワールドカップに向けて活動するチームで、全国のトッププレーヤーと共に挑む世界最高峰の戦いに心を踊らせている。
 睦谷さんは5歳の時に、一つ上の姉・麗蘭(れいら)さん(福井・啓新高1)と共に地元の須坂ブルーファイターズでソフトボールを始めた。小学5年生の時には、主戦投手としてチームの北信越大会出場に貢献した。
 墨坂中にソフトボール部がなく、「自分を成長させることができる環境だと感じた」と、須高や長野市などから選手が集まるクラブチームの信濃ドリームスターに入った。チームでは投手のほか、遊撃手としてもプレーし、投打でチームの中心を担う。右投げ左打ち。
 「自分の立ち位置や全国のレベルを体感し、さらに自分自身を成長させたい」と代表の選考会に挑戦した。1月下旬に行われた選考会には全国から83人が参加。投手として参加した睦谷さんは初日に投手の実技テストを受けた。2日目以降の試合形式のテストでは野手としても出場し、安打を放つなどアピール。「プレーだけではなく、周りの選手とのコミュニケーションや声出しもできた」と振り返る。
 選考の結果、代表には16人が選出された。睦谷さんは野手として代表入りを果たし、「(選出されたと聞いて)驚いたが、他のメンバーに負けないようにしたい」と気合いが入ったという。
 睦谷さんを指導する信濃ドリームスターの原広平監督は「ソフトボールが大好きで一生懸命取り組んでいる」とし、「活躍は本人だけではなく、この地域で野球やソフトボールを頑張っている子どもたちの希望にもなる。さまざまなことを経験して、チームや地域に持ち帰ってきてほしい」と期待を寄せた。
 代表では長打も打てる力強いバッティングで遊撃手のレギュラーを狙う。睦谷さんは「憧れていた日本代表としてプレーするのが楽しみ。ミスを恐れず、積極的なプレーでチームに貢献したい。多くのことを学び、今後の人生に生かせるような経験をしたい」と意気込んでいる。
 女子U15日本代表は5月末に群馬県で開かれる宇津木カップを戦い、U15アジアカップ(6月、中国・台湾で開催)とU15ワールドカップに挑む。

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