2023-04-01 07:00 am by 須坂新聞
3月に開催された第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は、日本代表が3大会ぶり3回目の優勝を飾って閉幕した。横浜DeNAベイスターズの牧秀悟選手(24、中野市出身)は6試合に出場して2本の本塁打を放つなど、世界一に貢献した。
牧選手は親戚が須坂市に住んでいたり、中学時代に長野若穂リトルシニアに所属していたり、須高地区にもゆかりがある。当時のチームメートや中学時代の恩師らも喜びに沸き、大舞台での活躍を祝福。さらなる飛躍に期待を寄せる。
中学時代の牧選手を指導した長野若穂リトルシニアの滝沢栄監督(長野市若穂綿内)は「超一流の選手たちに動じることなく、チームに溶け込んでいた。攻守に落ち着いていて、彼の良さが出ていた」と目を細める。
印象に残る場面の一つに1次ラウンド・チェコ戦の代打本塁打を挙げ、「全世界が注目する大谷翔平選手の代打として登場。重圧もあったと思うが、本塁打という最高の結果を残した打席に精神力の強さを感じた」。
「この経験を糧にして、3年後も日本代表で中心選手として活躍してほしい」と教え子の今後の活躍に期待を寄せている。
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信濃グランセローズの吉原快投手(須坂市米持町出身、高梨町在住)は若穂シニア、松本第一高で6年間、牧選手と同じチームで過ごした。「高校では紅白戦やシート打撃で対戦した時に、どこに投げても打たれそうな雰囲気があったことを覚えている」と振り返る。「中学時代から選手として活躍する姿に刺激を受けているが、一緒にやってきた仲間として応援したい気持ちも増している。長く活躍してほしい」とエールを送った。
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勝山整骨院(須坂市本上町)の勝山一紀院長は、牧選手の母校・松本第一高の野球部で主将を務め、2011年夏に県ベスト4に進出。牧選手と直接の接点はないが、後輩の活躍を「世界を相手に活躍する姿はうれしくもあり、刺激にもなった」とし、「地元で野球やスポーツを頑張る子どもたちの目標となる存在になってほしい」と話していた。
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