2023-05-20 07:00 am by 須坂新聞
須坂市にこのほど、台湾の高校生や小中学校教師の視察団が訪れた。信州須坂観光協会によると、市内で訪日団体の受け入れは約3年半ぶり。コロナ禍の影響で途絶えていた国際交流が再開した。
9、10日は新北市の各学校で園芸、商業、工業、飲食、美容などを学ぶ高校生22人と教師14人の計36人が訪れた。生徒たちは、市内の農家宅などに泊まって日本の生活を体験。農場などの施設も見学した。
訪日教育旅行の一環。8日に来日し、9日は長野商業高校で交流した後、須坂温泉古城荘へ。信州須坂観光協会や須坂グリーンツーリズム(事務局・市農林課)らの関係者が歓迎した。
生徒たちは、4〜5人ずつ5軒に分宿。このうち農泊施設「ファームハウスわっくん」(井上町)には、男子生徒4人が泊まった。
夕食の準備では台所に立ち、とんかつを揚げたり、野菜を切ったりして手伝った。日本語で「いただきます」と言って、カツカレーを頰張った。生徒の一人は「台湾のカレーよりあっさりしている。とてもおいしい」と笑顔を見せた。
施設代表の若林真由美さんは、自身にとって海外の一般家庭に泊まったことが思い出深いとし、「現地の生活や人との触れ合いが良かった。須坂でも楽しんで受け入れる人たちが増えたらいい」と期待していた。
別の家に宿泊した女子生徒は「日本の伝統的な生活を体験できた。台湾では食べられない物も食べられた。カキの葉の天ぷらがおいしかった」と喜んでいた。
一行は10日、県農業試験場・果樹試験場や中条フルーツ農場を見学。湯っ蔵んどで昼食を食べ、買い物も楽しんだ。
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