2023-05-20 07:00 am by 須坂新聞
須坂市の墨坂中学校3年1組(藤井健一教諭・宮原芳香教諭、30人)は16日、楠わいなりー(亀倉町)の畑でワイン用ブドウの苗木100本を植えた。地域と連携した学びを通じて、将来の生き方などを考える機会にしたいという。
総合的な学習の一環。同校では、全学年がクラスごとにテーマを決めて取り組んでいる。3年1組は2年生の時に学校敷地内の畑で野菜作りをした経験があり、本年度の学習に生かした。
作業は3〜4人のグループに分かれて進めた。楠茂幸社長ら5人の指導で、土を掘った穴に水や土を入れた後、根を広げた苗木を置き、土をかぶせてしっかり固めた。「土をかぶせたら周りをよく踏んで根と土が接触するように」などと教えてもらいながら汗を流した。
土屋優さんは「苗木から出ている芽の方向を気にしながら植えるのは意外と大変だった」。藤沢真尋さんは「ワイン用ブドウの実がなっているところは見たことがない。今後の成長が楽しみ」と話していた。
ブドウは白ワイン品種の「ソーヴィニヨン・ブラン」で、順調に生育すれば3年後には収穫できるという。
須坂グリーンツーリズムの農業体験で受け入れた楠社長は「生徒たちにはいろいろなことを体験してほしい」と期待していた。
担任の一人、藤井教諭は「教育のデジタル化が進む時代だからこそ、自然と親しみ五感で感じる学びは大事。こういう活動をきっかけに、生徒が自ら追究してみたいテーマなどを探りながら学習を深めていきたい」と話している。
2023-05-20 07:00 am by 須坂新聞 - 0 コメント
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