2023-07-08 09:43 am by 須坂新聞
須坂市立中学校の部活動の「地域移行」に向けた仕組みを検討する「市部活動地域移行検討協議会」(座長・新井孝之東中校長、委員19人)は3日、市役所で第2回会合を開いた。部活動の現状や地域移行への課題について意見を出し合った。
移行後の保護者負担について、ある委員は「新たな場所での活動になれば、送迎がネックになるのではないか」。別の委員は「親御さんの金銭的負担がかなり増えるのではないか、という話を聞く」と懸念した。
市教育委員会によると、現在各校に充てている部活動予算は、学校が依頼する外部指導者への謝礼として1校当たり7万円。各校3人の部活動指導員は市が任用している。
生徒保護者の委員は「外部コーチに謝礼を多く出したいが、家庭の負担もあり、その部分が悩み」と話した。
活動のあり方では、競技志向が強い生徒と楽しみたい生徒への対応が課題に挙がった。ある委員は「部活動の教育的意義をどう位置付けていくのか。ニーズを踏まえて先進的な取り組みを」。別の委員は「子どもたちが幅広くスポーツや文化に触れる機会をつくることが第一の目標ではないか」と語った。
部活動の現状については、中学校教員の委員が、生徒数や教員数が減少する中で「(今後は)部活動の数を検討していかなければならない」と説明した。
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