【須坂市】2022年度ふるさと納税県内トップ

2023-08-11 07:00 am by 須坂新聞

お知らせ icon 2022年度の須坂市のふるさと納税「信州須坂ふるさと応援寄付金」の寄付受け入れ件数と金額がともに県内1位となった。件数は251,707件(前年度比72,100件増)に上り、4年連続でトップ。金額は32億3,497万5,168円(同8億6,356万3,163円増)で前年度の2位を上回り、3年ぶりの1位となった。先ごろ、総務省が現況調査の結果を公表した。
 市政策推進課によると、件数・金額ともに過去最高。全国順位は1,788自治体のうち件数が30位(前年度41位)、金額は47位(同67位)で、こちらもともに過去最高だった。
 市のふるさと納税は、寄付者の約9割が返礼品として果物類を選んでいる。特に人気を集めているのがシャインマスカットやナガノパープルで、果物のうちの約8割を占めている。この他、果物を原料にした加工品、みそなどの伝統的な発酵食品も多く選ばれているという。
 22年度末現在、市内の農家や企業など100事業者が返礼品を提供している。
 ふるさと納税の実績を上げる中で、市が大切にしているのが寄付者に対する丁寧な対応だ。ポータルサイトに書き込まれるレビューに対しては、全てコメントを返信。不満やクレームのようなレビューにもしっかり対応することで「他の人が見たときに信頼につながっていくと思う」と考えている。
 返礼品と一緒に送っている冊子も毎年アレンジし、市の魅力などを紹介。返礼品をきっかけに、実際に須坂に足を運んでもらうことでファンづくりにつなげたいという。
 今後は、宿泊施設や飲食店などで使える現地決済型のふるさと納税にも力を入れていく。寄付をすると返礼品相当分(寄付金額の3割相当)のポイントが付与される電子決済アプリ「チョイスPay」を活用し、市内の店舗などで使ってもらう仕組みだ。既に導入しているが、さらに協力事業者の拡大を図っていく。同課は「新しい切り口でふるさと納税の効果を波及させ、須坂を盛り上げていきたい」としている。

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