【須坂市】犯罪被害者等支援条例制定へ

2023-08-26 07:00 am by 須坂新聞

政治・経済 icon 　須坂市議会9月定例会は8月29日から9月26日までの日程で開く。市は総額6億3,955万円余を追加する本年度一般会計補正予算案や犯罪被害者等支援条例の制定など議案20件、2022年度一般会計決算など認定8件を提出する。他に報告2件。
　犯罪被害者等支援条例は、5月に中野市で4人が殺害された事件を受けて整備する。犯罪被害者等基本法に基づき、基本理念や市の責務、市民・事業者の役割、支援に関する計画や体制など支援施策の基本的な事項を定める。中野市や佐久市の条例を参考にした。10月1日からの施行を目指している。
　鳥獣被害対策実施隊設置条例の制定や、農業集落排水施設条例の廃止なども提案する。
　一般会計補正予算案の歳出には、公立保育園で園児の使用済みおむつを処分するための経費859万円余を計上。私立保育所や認定こども園に対しては159万円余を計上し、おつむ処分に係る経費を補助する。
　新型コロナウイルスワクチンの追加接種や、農作物の凍霜害に係る資金融資の利子補給などの事業費も盛った。前年度決算確定に伴い、基金に5億7,475万円余を積み立てる。