2023-09-23 11:18 am by 須坂新聞
大学生らが須坂市をフィールドに、町並みや古民家などを研究や授業に生かす「蔵の町並みキャンパス事業」で、文化学園大学(東京都)と東京工科大学(同)の学生らが9日、仁礼町の古民家でタイダイ(絞り染め)Tシャツを作るワークショップを開いた。新型コロナウイルスの影響で学生が須坂を訪れるのは4年ぶり。染色後にはコーヒーを振る舞い、地域住民と交流した。
2009年から継続して取り組む「古民家再生プロジェクト」の一環。学生らは、6日から10日まで夏合宿で滞在し、築100年ほどの古民家の改修工事などに励んだ。
ワークショップには学生14人と住民らを合わせて約30人が参加した。輪ゴムで縛ったTシャツを固着液に漬け、好きな色の染料を塗り、ビニール袋に入れて放置。それぞれ家に持ち帰ってからすすぎ、完成させた。
文化学園大造形学部デザイン造形学科3年の島田峻佑さん(20、高知県出身)は「上京してからはコロナ禍で人との交流がほとんどなかった。地域ならではの話や経験談が聞けて学ぶことが多い。記憶に残る体験」。前日には郷土料理も振る舞ってもらい「にらせんべいがおいしかった」と話していた。
ピンクと青でTシャツを染めた地元の女性(76)は「普段はなかなか若い人たちと接する機会がないので楽しい」と喜んでいた。
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