2023-10-21 07:00 am by 須坂新聞
須坂市の東中学校3年生(2クラス55人)は16日、市議会の議場を見学し、身近な議会の仕組みや議員の役割などを学んだ。今後、須坂のまちづくりについて考え、生徒の視点で市への提言をまとめる。
社会科公民の「地方自治」の学習。市のまちづくりの指針となる第六次総合計画「須坂みらいチャレンジ2030」(21〜30年度)の施策を参考に「大人になっても住み続けたいと思える須坂市」を考える。この日は、浅井洋子議長と浅野隆義議員の話を聞いた。
浅井議長は、年4回の定例会や議員が市政をただす一般質問、本会議・常任委員会・特別委員会などに触れ、「議員は市民の皆さんが健康で豊かに暮らせるよう、市から出された事業や予算を審議している。(行政と議会)両方の目でしっかり確認をしながら市の仕事は進められている」と説明。「皆さんも政治に興味を持ってほしい」と期待した。
浅野議員は市の現状について、上信越道須坂長野東インターチェンジ周辺にイオンモール須坂(仮称)などの開業が予定される中で「これから街が新しい方向に向かっていく時期」などと説明。
「みんなで須坂市をつくっていくことが重要。中学生でも議会に請願や陳情ができる。それを踏まえて須坂のことを考えてみてほしい」と呼びかけた。
生徒たちは今後、それぞれ興味関心のある分野について追究し、市への提言を考える。
中井純菜さんは「市の事業がどうやって決められていくかが分かった。イオンモールができれば須坂は盛り上がりそう」。大須賀芽莉沙(めりさ)さんは「議員さんはみんな(市民)のお手本のようでかっこいい。知らないことがいっぱいあって勉強になった」と話していた。
社会科担当の一人、矢澤拓真先生は「中学は生徒たちが地元のことをしっかり学べる良い時期。主体的に取り組むきっかけにもしたい」と考えている。
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