【高校再編】29年度開校目指す須坂新校は「一斉統合」望む声が多数

2023-10-28 07:00 am by 須坂新聞

学校・教育 icon 県教育委員会は20日、県立高校第2期再編で旧第2通学区(須坂市・小布施町・高山村・中野市・山ノ内町)の須坂東と須坂創成を再編統合する須坂新校について議論する「第13回再編実施計画懇話会」を市生涯学習センターで開いた。須坂創成の校地を活用し、2029年度の開校を目指す須坂新校の統合方法について意見交換し、生徒への影響が少ないと考えられる29年度の「一斉統合」が望ましいとする声が多数を占めた。県教委は年明けに開く次回懇話会で方針を示す。
 県教委は、年度を追って統合を進める「年次統合」と、一気に統合が完成する「一斉統合」の二つの統合方法を示し、双方の利点と課題を説明した。
 年次統合の場合、新校完成は開校から2年後の31年度。須坂東、須坂創成の教育課程や募集定員を維持できるといった利点がある反面、須坂東の校地に在籍する生徒が29年度は2学年、30年度には1学年のみとなるため、「生徒会活動や部活動に影響が出ることが予想される」とした。学校運営に必要な教員の確保も課題に挙げた。
 一方、一斉統合の場合は開校の29年度に新校が完成する。それ以前の27、28年度に須坂東と須坂創成に入学する生徒に対しては生徒募集の際、開校後に新校生となることを周知した上で、開校に併せて転校の形をとる。

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