2023-11-03 07:00 am by 須坂新聞
須坂創成高校は10月28、29日、同校で「第7回創成フェア」を開いた。農・工・商の各学科が連携し、販売や実演、体験などを通じて日ごろの学習の成果を披露。土日での開催は5年ぶり。2日間で延べ約4,000人が訪れ、校内は幅広い世代でにぎわっていた。
「START a NEW ONE〜SDGs2030に向けて、地域と自然に創成のエネルギーを〜」をテーマに、各学科で新たな取り組みにも挑戦。
商業科では職業体験エリア「キッズビジネスタウン」を企画。子どもたちが働くことの大切さやマナーなどを学んでいた。飲食や小売、ものづくりなどの職業体験に応じてエリア内で使える通貨を受け取り、買い物や食事を楽しんでいた。
高野雄星さん(9、須坂市大谷町)は「自分で働いたり買い物をしたりするのが楽しかった」。母・枝里子さんは「普段なかなかできないことを体験し、楽しそうに学ぶ姿が見られてよかった」と話していた。
SDGsを意識した取り組みでは、不要になったナイロン傘を再利用して作製したエコバッグなどを販売した。商業科3年の宮下菜槻さんは「予想以上にたくさんの人に購入してもらい、ありがたい。来場者からの感謝の言葉にやりがいを感じた」。
環境造園科の生徒は自作した窯で焼いたピザを販売。3年の峯山瑛太龍(えいたろう)さんは「初めての試みだったが、多くの人が手作りのピザ窯に興味を持ってくれた。予想以上に大盛況でよかった」と喜んでいた。
校内で生産した農作物や加工品の販売、機械加工の実演、校内製作品の展示などで各学科の魅力をPR。園芸農学科3年の内田優舞(ゆうま)さんは「自分たちが育てたブドウやリンゴなどを楽しみにしていた人が多く、喜んでもらえてうれしかった」。創造工学科3年の藤沢響一さんは「いつもとは違った緊張感があったが、今後の自分たちに生きる経験になった」。
社長を務めた商業科3年の北澤美優さんは「各学科の特色を生かしながら新たな取り組みにも挑戦し、地域の皆さんに喜んでもらえたと思う。予想以上の来場者数にも手応えを感じている」と振り返った。
2023-11-03 07:00 am by 須坂新聞 - 0 コメント
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