2023-11-25 07:00 am by 須坂新聞
今年6月1日に経営統合し、2025年度の合併を目指している八十二銀行と長野銀行の現場レベルでの交流・連携が須高地区で進められている。
長野銀行が11月15日の創業記念日(1950年に創業)に合わせて毎年ボランティア事業として実施している清掃奉仕には八十二銀行須坂支店が協力、総勢45人(長野銀行14人・八十二銀行31人)が始業前の時間に店舗周辺や中心市街地などでごみを拾い、落ち葉をかき集めた。
両行員混成の班を編成。清掃奉仕と共に交流が図られ、活動は30分ほどだったが、有効な時間となった。長野銀行須坂支店の中原駿平さん(24)は「わずかばかりですが、仕事をさせていただいている地域の皆さんのお役に立つことができてよかった。それと同時に八十二銀行の皆さんとは私自身3回目の交流となり、一層親しみが増しました」と話している。
また、17日には八十二銀行須坂支店が初企画した「起業・創業応援塾」の第1回講座が同支店で行われ、今度は長野銀行須坂支店が協力した。
同塾は起業・創業を考えている人や既に立ち上げた人を対象に、事業の成長に役立つ情報を提供しながら、事業者の応援や活気あるまちづくりに寄与しようという趣旨で、須坂市・小布施町・長野市などから15人が参加した。
講師にはTOMII未来デザイン研究室代表の富井瑛之さん(長野市)を招き、経済産業省も推奨している新しい経営手法「デザイン経営」を軸に、これまでの発想にとらわれない実現可能で持続可能な問題解決力のアップを図っていく。
担当する八十二銀行須坂支店の長峰諒さん(25)は「長野県内の新規開業率は全国41位という低水準にあり、長野銀行の皆さんの協力をいただきながら、受講者の皆さんが、はじめの一歩から成長・成功するまで伴走・応援をしていきたい」と話している。
両行の両須坂支店では、今までにも7月22日の須坂カッタカタまつりで合同踊り連を作ったり、11月3日の職業体験イベントで「お金の勘定体験ブース」を合同で構えており、今後も機会を見て交流・連携を深めていくという。
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