2023-12-09 07:00 am by 須坂新聞
須坂商工会議所青年部が主催、小学校高学年を対象にした商売体験セミナーの「第17回ジュニアエコノミーカレッジinすざか」はこのほど、最終セミナーを須坂商工会館で開き、参加した4チームが決算を発表、利益の一部を「税金」として須坂市に寄付した。
この事業はビジネス体験を通して経済の仕組みを学び、お金の大切さ、商売の楽しさ・難しさを知ってもらうと共に、「自分たちで考え、決定し、行動する」ことやチームワークの重要性を体験してもらうことが目的。
全体の流れは、5人前後のチームごとに仮想の株式会社を設立、社長・部長などの役割を決め、2万円を元手に、市内事業所の協力を得ながらオリジナル商品を開発・実践販売し、最後に決算報告や税金の納付(利益の10%を須坂市に寄付)を行う。
今回は森上小2チーム、須坂小と小山小各1チームの計4チーム(全員5年生の22人)が参加。7月から始まったセミナーでは青年部メンバーのアドバイスを受けながら、仲間と作り上げたドリームプラン(商品企画書)に沿って作業を進め、ビジネスマナーなども学んで、11月3日に須坂蔵の町スクウェアでサンドイッチ・ハンバーガー・プリン・アメ・クッキー・キーホルダーなどを販売、全チームが完売した。
売り上げは4チーム合計で155,550円となり、利益の中から7,950円を税金として市に寄付することになった。
この日はチームごとに決算を報告、セミナーで学んだこととして「お金を稼ぐことがとても大変で責任が伴うことがわかった」「いろいろな人と関わって商品が出来上がることがわかった」などと発表。青年部の北村真一会長から修了証書を受け取った。
続いて、4チームの社長が「須坂市の発展のために役立ててください」と、中澤正直副市長に目録を手渡し、中澤副市長が「皆さんからいただいた税金は大切に使わせていただきます。セミナーでは分からないことがたくさんあったと思いますが、チームで助け合いながらよくがんばりました。今回の貴重な体験は、皆さんのこれからの人生に必ずや役に立つものと思います」などと御礼と激励の言葉を述べた。
また、来賓の市教育委員会の二ノ宮邦彦教育長職務代理者、須坂商工会議所の神林章会頭も祝福と激励の言葉を贈った。
チームによっては5万円以上を売り上げ、3万円以上の利益を出したところもあり、給料として1人あたり最大で2,400円ほどが手渡されるという。
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