2024-01-20 07:01 am by 須坂新聞
子どもたちに野球を楽しんでもらおうと、米大リーグのロサンゼルス・ドジャースに所属する大谷翔平選手が全国の小学校に寄贈したグラブが須高3市町村や長野市若穂地区にも順次届いている。各校では校内放送や全校集会などで披露され、児童らが喜びの声を上げている。
大谷選手は各校に右利き用2個、左利き用1個の計6万個のグラブに「野球しようぜ」とメッセージを添えて贈った。
須坂市の高甫小学校(児童150人、松澤裕子校長)では18日、校長講話でグラブのお披露目会が行われた。松澤校長が大谷選手の手紙を読み上げ、野球やソフトボール経験者の代表児童がキャッチボールで感触を確かめた。久保葉陽(ようひ)さん(6年、緑ケ丘・川合新田少年野球部)は「実際にグラブを使い、刺激を受けた。もっと野球が上手になりたい」。小田切杏樹さん(同、須坂ブルーファイターズ)は「使いやすくてデザインもかっこいい」と話していた。
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大谷選手が学校関係者や児童らに向けた手紙には「このグローブが、私たちの次の世代に夢を与え、勇気づけるためのシンボルとなることを望んでいます」(原文ママ)と記されている。
ともに6年生で臥竜インフィニティーズの金子優成さんと小泉来晟(らいせい)さんは本紙の取材にそれぞれ「グラブが届いてうれしかった。自分も海外で活躍できる野球選手を目指したい」。「大谷選手のように活躍し、自分もグラブの寄贈などで地域に恩返しができるように頑張りたい」と夢を語った。
子どもたちが白球を追いかけ、仲間の輪を広げる。グラブを使った思い出や大谷選手の思いを胸に目標を抱き、地域の未来を担うリーダーや次の世代に夢や希望を与える存在に―。大谷選手がグラブに託した思いは、子どもたちに受け継がれていく。
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