2024-03-09 09:46 am by 須坂新聞
JAながの須高ブロックは2023年度のブドウ販売額が過去最高の61億1,074万円(12月実績)を記録した。これまで最高だった22年度の54億1,605万円(同)を12.8%上回った。果実全体の販売額はここ20年で最高の75億1,195万円だった。
同ブロックによると、春先は一部凍霜害や未開花症などの被害もあったが、全体として玉肥大や着色、食味全てが良質に仕上がった。さらに夏の高温、少雨、長い日照時間などがブドウ栽培にとって好条件となり、糖度も上がったという。
価格面では春先のハウス物から9月中旬まで、全国的に出荷量が増えたことで、例年より十数%低く推移。その間にブドウを買い求める人が増加したという。だが9月下旬から全国的に品薄になったことで、須高のブドウ需要が高まり、価格も順調に伸びて販売額を押し上げた。
ただ、香港、台湾への輸出は中国や韓国の安価なシャインマスカットが出回り、難しい状況になっている。
同ブロック須高営農センターの青木紀明センター長は「特にシャインマスカットの生産者、生産量が共に増えたことが販売額の増加に影響した。今後も須高ブランドを高めて、果樹産地としてさらなる振興と生産者の所得向上を支援したい」と話している。
なお、同ブロックは今月15日午後2時からぶどう生産振興大会をメセナホール(大ホール)で開く。
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