2024-03-09 09:49 am by 須坂新聞
須坂市の女性農業者の交流会が6日、市生涯学習センターで開かれた。市農業委員会の女性委員とJAながの女性部でつくる実行委員会が、新規就農者や研修中の「農業女子」の情報交換や仲間づくりを目的に企画した。実行委らを含む約20人が参加し、郷土食を作ったり、味わったりして和やかに過ごした。
参加者は、グループに分かれて郷土食の「ひんのべ」や「にらせんべい」、信州の伝統野菜「村山早生牛蒡(ごぼう)」を使った甘辛揚げ、ミルク餅を作った。調理後は料理を食べながら、農業のやりがいや就農後の悩み、行政への要望、今後の目標などを語り合った。
4月で就農4年目になる岩田智代さん(塩川町)は関東からの移住者。夫婦でブドウ作りに励んでいる。「いろいろな人と農家ならではの話ができて楽しかった」と喜んだ。
柳沢浩子さん(村石町)は市内農家の下で研修中。ブドウ農家として来春の独立を目指している。夫は会社員で農業は自身が主体。「私と似ているやり方で頑張っている先輩農家さんの話が聞けた。不安もあったので参考になった」と話した。
交流会は昨年に続き2回目。実行委員長で市農業委員会後継者対策部会長の湯本か代子さん(相森町)は「地域の中でも女性が集まる機会はあまりない。知り合いをつくることでお互いの刺激になればいい。共感できることも多いはず」と語った。来年以降も継続したいという。
交流の様子を見守った市農業委員会長の神林利彦さん(上八町)は「農業振興を図っていくための貴重な機会。女性の視点、新しい感覚でいろいろな意見を出してほしい」と期待した。
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