【国の公示地価】住宅地は須坂市と小布施町各2地点が上昇

2024-03-30 07:00 am by 須坂新聞

お知らせ icon 国土交通省は26日、令和6年地価公示(基準日1月1日)の標準地価格を発表した。県内43市町村の332調査地点(須坂市10、小布施町4を含む)のうち、住宅地(210地点)は101地点で上昇(横ばい31、下落78)。平均変動率は0.4%(前年0.1%)で2年連続の上昇となった。須高の住宅地は1地点休止で9地点(須坂市6、小布施町3)。上昇は須坂市2、小布施町2地点。
 須高住宅地の上昇率は、小布施町小布施1.8%、同福原1.7%、須坂市墨坂2丁目0.7%、同小山蒔田0.5%の順。
 同じく横ばいは3(須坂市2、小布施町1)。下落は2(須坂市2)。下落率はマイナス2.9%〜マイナス2.3%。
 県内住宅地の平均変動率は上昇に転じたが、須坂市はマイナス0.7%(前年マイナス0.5%)。小布施町は1.2%(同0.7%)で、平成31年から6年連続の上昇。
 県内住宅地の平均価格は36,400円。
 一方、県内の商業地(107地点)は31地点で上昇した(横ばい25、下落51)。
 須高は4地点(須坂市3、小布施町1)のうち、2地点(須坂市1、小布施町1)で上昇した。須坂長野東IC入り口に近い須坂市井上京善橋が3.0%(3年前新規選定、前年3.6%)で、上昇率は県内上位4位(前年も4位)に。1平方メートル当たりの単価では1,300円上昇した。小布施町上町は1.4%(前年0.6%)。そのほか須坂市2地点は下落で、共にマイナス0.5%。
 県内商業地の平均変動率は0.0%で31年連続の下落から横ばいに転じた。須坂市は0.7%(前年0.6%)で3年連続の上昇。小布施町は1.4%(同0.6%)で2年連続の上昇に。
 県内商業地の平均価格は65,100円。
 県内の工業地(8地点)は、3年連続で上昇した。平均変動率は1.8%(前年1.4%)。須坂市小河原も3年連続上昇。2.5%、300円(前年2.6%、300円)。
 県内工業地の平均価格は16,100円。
 価格形成要因等の概要のうち、住宅地の小布施町について「住宅地の需要が多く売れ行きは好調。市街化区域の開発余地は少なく、供給が絞られているため、地価上昇率は1.2%(前年0.7%)に拡大した」。
 同じく商業地の須坂市は「0.6%から0.7%へ上昇が若干加速した。開発中の大型ショッピングモールに近接する井上京善橋は引き続き上昇していて、他の地点の下落率が若干緩和された」。
 同じく小布施町は「1.4%へ上昇率が拡大した。コロナ禍の影響が和らぐ中、観光需要も回復傾向で、新規投資も堅調。繁華性が回復している」。
 須坂市の工業地は「前年同程度の2.5%上昇。高速道ICや下請け企業への接近性に優れ、倉庫等も多く好調な流通業等の需要を見込んだものと思われる」としている。

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