2024-03-30 07:00 am by 須坂新聞
すざかこども食堂実行委員会(新日本婦人の会須坂支部、須坂生活と健康を守る会、個人で構成)は「春分の日」の20日、市生涯学習センター1階で「すざかこども食堂」を開いた。調理室で調理した「ちらしずし」70食分を希望者に配布した。今回は春休み中の須坂創成高生4人(1・2年各2人)が調理を手伝った。
調理部門は10人ほどのボランティア。正午の配布開始を見込んで午前9時半に開始。炊き上がったご飯にちらしずしのもとや刻んだいなり揚げの皮を混ぜ、酢を加えて味を整えた。1食300gを詰めた後、薄焼き卵と桜でんぶをのせた。
調理部門の原順子さん(小山町)は「祭日でボランティアが少なく、高校生ボランティアは大助かり」と感謝の気持ちを表した。
同校のボランティアは今回初。2年担任の池田敏之教諭が在校生に呼びかけた。
「社協から情報提供を受けて地域の活動を知った。これを機に継続的に参加したい」(池田教諭)
調理ボランティアを体験した小口茉那さん(1年)は「こども食堂はテレビで知っていたが、参加することはなかったので参加できてうれしい。調理は楽しかった」と答えた。
一方、企業や個人から提供された食料品を活用する「フードパントリー」(生活困窮家庭等を支援する食品無料提供活動)は、米、ジャガイモ、キクイモ、ネギ、牛しぐれ煮の瓶詰め、インスタントラーメン、フリーズドライ製品(デザート、スープ)、しょうゆ、油、シーチキン、乾麺うどん、スナック菓子、チョコレートなどが並んだ。
弁当や品物は提供開始から30分で希望者の手に渡った。
事務局の斎藤稔さん(田の神町)は「並ぶ出足は遅かったが、用意した70人分は希望者に渡った。小さいお子さん連れも多かった。創成高校の生徒さんが来てくれた。朝のみぞれが晴れて、日が射して寒さがそれほどでなくてよかった。スタッフも来場者もニコニコ顔。社協、企業、個人、スタッフに感謝している」と語った。
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