2024-05-11 09:50 am by 須坂新聞
須坂市が上信越道須坂長野東インターチェンジ周辺地区開発に伴い整備を進めてきた新アクセス道路が4月26日、開通した。大型商業施設の開業を控え、今後のにぎわいが期待されるインター周辺への新たなルート。利便性向上と交通分散で渋滞の緩和につなげる。同日、現地で開通式があり、関係者ら約40人が完成を祝った。
新アクセス道路は、主要地方道(県道)長野須坂インター線と県道村山綿内停車場線(堤防道路)を結ぶ幹線。大型車が通りにくく、住民にとっては騒音などが懸案だった福島町内を通る県道のバイパス機能も果たす。
市は2020年度、事業に着手。25年秋開業予定の「(仮称)イオンモール須坂」などが立地する開発地西側から北西(村山方面)へ延びる延長1,324m、幅員11.5m〜24.5mを整備した。
開通式ではテープカットや、くす玉割りで祝ったほか、福島神楽保存会が神楽を披露して花を添えた。出席者による記念走行後、供用を開始した。
三木正夫市長は「国や県、地権者、福島町区のご協力で開通に至った」と感謝。「渋滞緩和や住民の安全対策に貢献し、地域の活性化にもつながると思う」と話した。
福島町区の市川美津夫区長によると、地元では1984年に有志がバイパスの建設要望を出し、96年には建設促進期成同盟会を立ち上げて本格的に運動を展開。「(通称)福島バイパスの開通は悲願だったので感激もひとしお。河東地域の発展と訪れる人たちの利便性の向上に寄与してほしい」と期待した。
事業費は約24億6,000万円。施工は須高建設、マツナガ建設、旭建設、須坂土建工業、浦野商会、市川建設、中沢工務店、ハヤシコーポレーション、巴工業、北信土建工業。測量設計は地域総合計画、テクノマップ長野、黒田整地開発須坂支社。
開発に伴う道路整備延長は新設道路1,390m、既設道路拡幅5,750mの計7,140m。市が2019年度から進める道路整備事業は本年度完了する予定。総事業費約55億円。
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