2024-06-01 07:00 am by 須坂新聞
須坂市部活動地域移行検討協議会は5月28日、本年度の初会合を市人権交流センターで開いた。中学校部活動の地域移行に向け、市教育委員会が提案した推進計画を承認した。今後、部活動に代わる新たな地域クラブについて、持続可能な運営の体制や方法などを検討していく。
市の部活動の地域移行については昨年度、市教委が地域クラブの運営主体となり、地域の団体や指導者と連携し、運営していくことを決めた。2025年度から順次、休日の部活動を地域へ移し、26年度には完全移行したい考えだ。
推進計画に示す地域クラブの活動指針では、対象を全ての中学生とし、活動への参加は自由意思。まずは現在行っている部活動の完全移行を目指し、新たな種目や活動内容についてもニーズに応じて段階的に拡充を検討していく。
活動場所には学校、公共スポーツ施設、社会教育施設などを確保する。移動は生徒本人か保護者の送迎を基本とした上で、それができない場合は支援を検討していく。
保護者負担については、参加者による費用負担を原則とした。会費は可能な限り参加しやすい金額を設定するよう努めるとし、生徒が経済的理由で参加を諦めることがないよう、困窮家庭への支援も検討していく。
市教委は他に、地域クラブの規約案や運営方針案を説明した。
協議会では今後、課題に挙げられる指導者の確保や会費、活動場所、移動手段、保護者支援などについて具体的に検討する。
本年度の協議会は全3回を予定。昨年度同様、委員19人とオブザーバー1人を置く。座長に新井孝之・東中校長、副座長に高橋廣貴・常盤中教頭を選んだ。
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