2024-06-01 07:00 am by 須坂新聞
須坂市の「花と緑のまちづくり事業」が本年度、30周年の節目を迎えた。市民と協働で進めてきた地道な取り組みは、花壇や沿道、個人宅の庭などに成果として表れ、須坂の魅力の一つになっている。市はあす2日、メセナホールで記念イベントを開く。 (須坂新聞6月1日号9〜11面に関連記事)
事業は1995年度からスタートした。花づくりを通じて「感性ある人づくり」と、心に潤いを与えて温もりのある「ふるさとづくり」を推進している。
市まちづくり課によると、市内には各種団体がボランティアで整備している花壇やフラワーロードが100カ所近くある。こうした取り組みは高く評価され、本年度までに11年連続、通算23団体が花と緑の功労者として国土交通大臣表彰を受けている。
本年度受賞した須坂水の会緑地クラブの小林紀雄(みちお)会長は「2007年から須坂水の会の仲間でやってきた。それに対するご褒美かと思う。同じ世代で続けていて高齢化しているが、よく頑張っているなと受け止めている」と話す。
2005年度から開始した個人宅の庭を開放する「信州須坂オープンガーデン」も特長の一つ。当初は32庭園で始まり、12年度には58庭園にまで拡大した。本年度は41庭園(市街地33、峰の原高原8)が参加。オーナーが丹精込めて育てた、季節ごとに楽しめる個性豊かな庭園が見どころだ。
同課の佐藤君夫課長は「市民生活に潤いを与え、住みよいまちづくりに貢献できているのではないか。地域内外の人との交流を生むきっかけにもなっている」と話している。
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