2024-06-15 07:00 am by 須坂新聞
須坂創成高校の環境造園科は今年度、鈴木養蜂場(須坂市中町)の協力を得て、校内の植物園で養蜂に取り組んでいる。5日はミツバチの巣箱を開けて蜂蜜を採取。生徒らは約3万匹の西洋ミツバチが活動する様子に「迫力満点」と驚きの声を上げた。同科では10月26、27日開催予定の販売実習イベント「創成フェア」で、収穫した蜂蜜を使ったメニューの提供を計画する。
この日、同養蜂場代表の鈴木健太郎さん(53)が蜂箱を開けると大量のミツバチが飛び出した。ミツバチをはけで払った後の巣枠には蜜がぎっしり。生徒たちは蜜を指ですくって味わい、「すごく甘くて、おいしい」と興奮気味だった。
巣を分離機に入れて蜜を抽出すると、たちまち甘い匂いが園内に立ち込めた。蜂蜜は約12kg収穫した。
体験した高橋杏奈さん、高橋柚莉さんは「蜂が多くて驚いた。迫力があったし楽しかった。蜂蜜は売っているものと味も香りも違う」。高池智貴さん、秋葉一太さんは「全てが初めての貴重な体験。養蜂は地味だが利益が上がりそう。興味ある」と喜んでいた。
同科担任の黒岩雅也教諭は「今回の取り組みは“養蜂から、採取した蜂蜜で商品を作り、販売したい”と、鈴木養蜂場の鈴木さんに相談して実現した。想像以上に生徒が喜んで盛り上がった。昨年は養蜂場さんの蜂蜜でベビーカステラを商品化したが、今年は原料からオリジナルで作れるため創成フェアを期待してほしい」と意気込んでいる。
鈴木さんは「生徒に教えるのは初めてだったが、楽しんでもらえたと思う。蜜の濃度や味、色どれも良好だった。養蜂に関心を持つきっかけになればうれしい」と話している。
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