2024-06-22 07:00 am by 須坂新聞
長野県内の今年の交通死亡事故死者数が前年を上回るペース(11日現在6人増)で推移していることを受け、県交通安全推進本部は12日から21日まで「交通死亡事故多発警報」を発令。須坂署は緊急啓発として、14日、夕方に須坂駅前で街頭活動を行い、夜間は県道長野須坂インター線屋島橋東詰めで大規模な検問を実施した。
街頭活動には署員と須高交通安全協会会員約10人が参加。啓発チラシをドライバーや道行く人に配りながら、「県内で交通死亡事故が多発しています。注意してください」と声を掛けた。チラシでは夜間の対策としてハイビームの活用、高齢者には体調確認や安全運転相談ダイヤル(#8080)の活用を呼び掛けている。
須坂署交通課によれば、須高地区では19日(171日目)現在55件の人身事故が発生、1人が死亡し、65人が負傷している。前年同日に比べて件数は1件減、死者は1人増、負傷者は3人増。
また、県内では同日現在2,264件の人身事故が発生、23人が死亡し、2,727人が負傷している。
前年同日に比べて件数で193件増、死者で7人増、負傷者で255人増。特に死者は43.8%という大幅な増加率を示していることから、須坂署交通課の東條律課長は「ドライバーの皆さんは速度を落として慎重な運転や確実な安全確認を、歩行者の皆さんは反射材などを活用して自分の存在をドライバーに知らせてほしい」と呼び掛けている。
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